髑髏城の七人 season極〜修羅天魔〜 3/29 感想

どうでもいい事なんですが、最近になって花粉症を発症しまして…。関東荒野に吹きすさぶ黄砂と花粉はかなりキツかったです。それでも浮き立つ心とコンタクトでハチャメチャになりながらも必死で行った髑髏城は最高でした…!

 

まずざっくりと

観終わった後の爽快感が凄くないですか!?色々なものを選んで捨てて生きていく大人の巧みさがスーパードライ。外道は最初から外道だし、悪はきっちり葬り去られるし、壊れたものはまた作る。頭の片隅に余韻として残ってる(ロスとも言う)月髑髏を甘ちゃんなんだよ!って思い切りぶん殴ってくるスタイルでしたね。これだから中島大先生といのうえ大明神はやめられない…!!ワカ髑髏観た後、カッとなって五右衛門ロックだの蛮幽鬼だの阿修羅城だのメタマクだの色々探して観たのを思い出しました。

…話が少し逸れました。「修羅天魔」は新作ですがやはり「髑髏城の七人」なんですよね。花鳥風月で色々崩しても、さらに極でこれだけ崩しても全く物語の軸がブレないところが本当に面白いし、素敵だし、驚きです。これだから中島大先生といのうえ大明神は…以下略!二幕の最後、並ぶ七人の頭上に「髑髏城の七人」のタイトルが浮かんだ時の鳥肌はちょっと言葉にできません。…最後にそれを持ってくるのはずるくないですか?全てを回収してきてまた「髑髏城の七人」になっていく訳ですよね。誰ですか、そんなずるいことを考えついたのは。ちょっと出てきてください、伝えたいことがあります。…ありがとう!

 

ここからは気になった事・人をざくざくと

 

天海姐さん

・大好きな女優さん。ドラマBOSSで惚れ込みました。出てきた時はどなたかと同じように鼻血が出るかと思った…。

・あの、上手い言葉が見つからないです。でも言いますね。            貴方、ステアラ丸ごとどころか、歴代の捨之介まで抱いていませんか?太夫だけど捨之介なんですね!最後にそこに落とし込んでくるとは思わず。season極が最後に来るのは当たり前ですが、それでもseason極が最後で良かった。天海さんが極楽太夫で捨之介で良かった…。最後の「捨之介」の口上は今までと比べると静かに聞こえますが、天海さんの目や気に本当に圧倒されて。全てがピタリとはまった、本当のエンディング。もう涙ボロボロでした。

・台詞が一々男前。「天魔王と一緒にあんたの恨みも撃ち抜く」「それでも送ってやるよ」の台詞で個人的には好きが爆発。「ありがとう、みんな」の優しい声でさえ、大声で好きだー!と叫びたい。

・ステアラのスクリーンの使いこなし度は群を抜いているのでは…!

 

天魔王

・古田さん…。確かにそこには王がおじゃりました…。この日は小さい子が多かったですが大丈夫だったでしょうか。

・大事なところで人の名前間違えました…よね?隣にいたB子は気づいていませんでしたが。

・洞察力がある、計算高い、冷静。己の実力を武器に部下を従えている最強系党首。幹部もデキる男幹部衆という感じがしますけど、天魔王を見ると歌って戦えるちょっと腕っぷし強めのおバカさんにしか見えなくなるという弊害が…。

・欲しいものが目の前にあると冷静になれないですよ、普通。でも天魔王はそこまで着実に物事を誘導してた訳ですよね。強いぞ、髑髏党。というより天魔王。

 

夢さま

・お、お顔小さいですね!意外と声低いですね!!ペガサス先生と木林さんから来ましたけどまぁよく分からない方ですね(褒めてます)!!!

・まだ地に足が着いてないフワッとした印象を受けましたが、段々と化けそうですね。楽しみです。しかし歌うんですね…。びっくりした…。

・蘭兵衛から色々なものを取り払って黒いものを足したキャラ…という訳でもないと感じました。父上との関係を考えるとまだまだ複雑な心境にはなりますが「最初から外道だ、コイツ!!」というお守りワードを持っていれば蘭兵衛ほど辛くならない気がします。しかし兵庫は別。

・「父上―!!」の場面、急に「てんまおー!!」の彼を思い出しました。

・腹をかっさばく場面、汗と血糊で結構お顔がぐちゃぐちゃなんですね。父上に裏切られ、成すべきことを成せなかった夢虎がそこまでした理由はまだ掴み切れませんが、ライビュあたりにもう一回観てから考えたいところです。

 

レインボー三五

・熊猫!あのカパカパしてる口に最初は気味悪さを感じていたのに、あら不思議。段々可愛くなってくるんですよね。

・緩急の付け方はさすが河野まさとさん。一瞬たりとも目が離せない。動きも音楽も本当に絶妙。好き。

 

髑髏党幹部と鉄騎兵のわちゃわちゃ

・今seasonの髑髏党員はパーリーピーポー!髑髏党採用試験に歌唱とダンスありましたね!?面接官はもちろん妙声を筆頭とした幹部様達でしょう。

・幹部に合わせて鉄騎兵がちょこちょこウェーブしてたりリズム取ってるの可愛い。妙声は昼休みとか仕事終わりに部下と特訓してそうだし、猛突の部下は上司を盛り立てようと仕事終わりとか家で自主練してそう。水神坊はそれを横目に筋トレ中。たまにノってくる。

・幹部みんな好き。新感線色強めのクセ強め、髑髏味のブルーチーズ…。倒され方まで個性強くて生駒ちゃんの時のような気持ちには一切なりません。中島大先生のこの必殺☆手のひら返し感がとてもクセになります。

・しかし、あの戻り鎌は想像をはるかに超えてきました。水神坊の頑張りが見える場面。あらゆるものが飛ぶ。あにさも兵庫も飛ぶ。帰宅後に戯曲本開いて「あれ、戯曲?戯曲??スクリーン??」と一人でなってました…。あの戦闘シーン、人件費かかってそうです。あと小道具もたくさんあって大変そう…。

 

天才沙霧

・「うっせえな!」「また説教かよ!」なんて言いません。聡い子です。

・無界の里への思いが強くて、無界の雰囲気が懐かしいって言っただけで涙腺崩壊しかけました。無界の里を作り直す、と力強く言い切れるのはあなただけだよ、沙霧。

・ちゃんとボケに突っ込めるし、爆薬は扱えるし、ほんと頭の冴える良い子なんです。…好き。

 

不憫兵庫

・時間経過と共に兵庫の服は血濡れの赤だったかな…!?と思い始めてました。無界のことも夢様のことも色々回収してます。もはや極での拾之介

・彼、最後の清十郎さんといい、美味しいところを持っていかれてますね!?子分も惚れた奴もみんないなくなって一人になってしまった兵庫。それでも何度も立ち上がる兵庫のメンタルって一体何なの…。おすそ分けしてほしい。

・まだ公演も序盤で拾之介には遊ぶ余裕がなさそうでしたが、少しずつブラッシュアップしていく中で福士兵庫の兄貴っぷりがもっと出てくるんだろうな、とワクワクしています。

 

清十郎さん

・美味しい、本当に美味しいです。清十郎さんは飲み物だ。出てきて欲しいところでちゃんと出てくるし、約束は違わない。お家に一人、清十郎さんセコム付けましょう?

・一々発言が物騒で可愛いし、御主人Loveなところはもっと可愛い。

・折り紙があると戦闘能力が上昇。

 

 

最後に

 新社会人になり、時間が無いので簡単な感想になってしまいました。

 極髑髏、ライビュは観に行けなさそうなので、あとは5月の戻りを狙っていくしかなさそうです。日々成長している修羅天魔を観たい…。まだ夢様がかなりふわふわしているし、一幕のテンポが説明形式もあってかガバガバだけど、本当にクセになるんですよね。髑髏城の七人ですが、修羅天魔なんです…という意味の分からない発言を周囲にまき散らしながら、今日も明日も頑張っていきたいです。

 このままいくと清十郎どころか髑髏城が飲み物になりそうで怖いです。ガバガバ飲める。でもアルコール度数は実は結構高めという曲者。

 演出がかなり変わってきている、という噂を聞くことが増えてきたのでこれからが本当に楽しみです!

 

 乱文失礼しました。ここまで読んでくださり、ありがとうございます!

 ではまたの機会に。